将来と希望


先週、22日の金曜日に、
松山でも桜の開花宣言があり、
すっかり春めいてきました。



小学1年生の春、
真新しい絵の具セットに
心躍るような気持ちになったことが
思い出されます。

人生「十人十色」と言いますが、
バラ色の時もあれば、灰色の時もあり、
「人生色々」です。

明るいイメージの絵には、
明るい色の絵の具が用いられます。

人生に明るいイメージを描くためには、
何が必要なのでしょう?



エステル記の舞台は、
クセルクセス王が統治する
紀元前のペルシャ帝国の首都スサで、
多くのユダヤ人が住んでいました。

それ以前、ユダヤ人は
バビロニア帝国に捕囚となっていましたが、
ペルシャのキュロス王によって
捕囚から解放されました。

スサにいたユダヤ人は、
祖国に帰らなかった人々でした。

バビロンに捕囚となった時、
人生真っ暗闇だったことでしょう。
しかし、
キュロス王によって解放された時、
人生バラ色に思えたかも知れません。



わたしは、あなたたちのために立てた計画を
よく心に留めている、と主は言われる。
それは平和の計画であって、災いの計画ではない。
将来と希望を与えるものである。 
そのとき、あなたたちがわたしを呼び、
来てわたしに祈り求めるなら、
わたしは聞く。
わたしを尋ね求めるならば見いだし、
心を尽くしてわたしを求めるなら、
わたしに出会うであろう、と主は言われる。
わたしは捕囚の民を帰らせる。
(エレミヤ書 29:11-14)



ここには、
「将来と希望を与える」
神様のご計画が示されており、
「捕囚の民を帰らせる」と
言われています。

ここには、
神様の御前に出て、
神様を呼んで、
神様に祈り求めるならば、
「わたしは聞く」と言われており、
神様を尋ね求めるならば
「見い出し」、
心を尽くして神様を求めるなら
「わたしに出会う」と
言われています。

神様のご計画の実現は、
「祈り求める」ことと、
深く関わっていることを教えられます。



この御言葉は、
私たちの人生を彩り描いていく
心の絵の具入れに
持っておきたい一色です。

お祈りの時に「アーメン」と言いますが、
「そう成りますように」という意味です。

イスラエルの民にも、
私たちにも、
「将来と希望を与える」と仰せくださる
神様の「平和の計画」が成りますように。

アーメン!